隔月発行の絵本情報紙「絵本フォーラム」に掲載された「子ども歳時記」記事の一覧です。
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最新の子ども歳時記です。

NOW 子ども歳時記150 絵本と“こども哲学”/篠原 紀子(『おなみだぽいぽい』 ごとう みづき/作、ミシマ社)

この夏を、こどもたちはどのように過ごしたでしょう。夏休みが終わり、二学期が始まる時期、心が少しざわざわすることがあるかもしれません。
絵本講座の活動をしていて、「小学生になったので絵本は卒業」と言われたことが幾度もありました。でも絵本に卒業はない、ずっと友だちでいられると私は思います。不安な時、迷った時、絵本はいつもそばにいてくれます。
大きくなっても絵本に触れる機会を、という思いから“こども哲学”の活動に絵本を取り入れています。“こども哲学”とは、答えのない問いについて考えたことを、お互いに話し聞きあう場のことです。「自由とは?」「どうして学校に行くの?」「友だちは多い方がいい?」といった問いについてみんなで対話します。決して結論をどちらかに導くことはせず、大人もこどもと同じ目線で、普遍的な疑問について考え続けるのです。
昨年はじめた“こども哲学”の小さな会で『おなみだぽいぽい』(ミシマ社)を読みました。授業で先生の言うことがわからなかった「わたし」は誰もいない場所で泣いてしまいます・・・
(つづく)
つづきはコチラ
https://ehondekosodate.com/wp/archives/16293
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