”たましい”をゆさぶる子どもの本の世界 Index

隔月発行の絵本情報紙「絵本フォーラム」に掲載された飫肥 糺(おび ただす)さんのコラム「”たましい”をゆさぶる子どもの本の世界」の一覧です。

2019年07月以前のアーカイブスもココから過去の記事まで閲覧できます(PC版)

obi134 おじいちゃん
obi134 おじいちゃん

NOW 飫肥糺 連載134 バーニンガムが、人間一生の冷徹な理をふうわりと描いた 『おじいちゃん』(ジョン・バーニンガム/さく たにかわしゅんたろう/やく ほるぷ出販)

 

 少子化は加速する。2021年に誕生した日本の子どもは前年から5万人も減って81万1604人、統計資料のある1899年以降でもっとも少ない出生数だ。簡易生命表によると平均寿命は長寿社会をほこるわが国にあって男子81.47歳、女子87.57歳と推計される。これからの永い人生を、かれらはどのように生きぬいてゆくのだろうか。平均寿命は0歳児の生存年数の推計だが、簡易推計表はある年齢の人がこの後何年生きられるかという平均余命も推計する。

 ぼくの場合、首を傾げるのだが10年もまだ生きるという。実際、喜寿を超えて寄る年波を感じる最近である。加齢の波は容赦ない。目、耳、足、腰とそれぞれの能力を削ぐ。もちろん記憶力もあやしい。好奇心だけは持ちつづけたいがどうなるやらである。

つづく
https://ehondekosodate.com/wp/archives/14237

 

”たましい”をゆさぶる子どもの本の世界 アーカイブス