交流会風景

(2019/04/14 芦屋市民センター)


 大西 徳子絵本講師の会 全国合同交流会が2019年4月14日(日)、芦屋市民センターにて桜雨のなか開かれました。兵庫、大阪、京都、和歌山などの関西圏の他、岐阜、愛知、広島、愛媛、香川、と遠方からのお仲間もお迎えして約80名が集いました。
司会の大西徳子さん(芦屋6期)の落ち着いた声で開会のアナウンス。森ゆり子理事長のごあいさつと続きます。森 ゆり子
4月20日に第16期「絵本講師・養成講座」が開講します。今年は定員を上回るお問い合わせをいただき好評の内にたくさんの仲間の学びがスタートします、と嬉しいご報告がありました。絵本講師の会(はばたきの会)は新入会の15期修了生の方々をお迎えして、ここに集う皆さんは、学んだ期の新旧にとらわれることなく、絵本で子育てする素晴らしさをお伝えするという大きな目的に向かって、それぞれの力を出し合って共に歩みましょう、と温かい励ましのおことばをいただきました。 池田 加津子

そして、池田加津子副会長(芦屋2期)による会則説明、新幹事紹介。出席者全員の自己紹介。支部紹介ではそれぞれの支部が活動拠点、頻度、内容などの他に、地域に根ざした活動のための可能性を広げていくための創意工夫や楽しさをアピールしました。

その後、栗本優香さん(芦屋8期)が「絵本講座をする前に」と題するお話のなかで、広報活動について、またその後依頼をいただき、実施、報告に至るまでの手順や心がけておくべきことなどをわかりやすく丁寧に伝えられました。「わからないことや、確認したいことが発生したときは、事務局へ相談してください」と資料の末尾の一文には、事務局のスタッフの温かさを感じ、安心して勇気を持って1歩を踏み出した多くの経験者は大きく頷いていました。

鈴木 くみ 午前の部の最後は鈴木くみさん(芦屋10期)の講座実演です。親子同伴(0~2歳児)を対象とした講座です。こどもの発達段階を踏まえた選書のポイントや親子で楽しむわらべうたやふれあい遊びなどと共にたくさんの絵本をご紹介いただきました。そして、心を育てるための言葉がけのたいせつさについての思い、鈴木さんの明るくテンポのいいお話に、外の雨をも吹き飛ばすような元気な気分になれました。

そして、式次第に予定はありませんでしたが嬉しいサプライズ。午前の部の締めくくりに星野星野 めぐみめぐみさん(芦屋8期)がお話をしてくださいました。星野さんは盲導犬パピーウォーカーというボランティアをされていて、そのご経験を小学校でお話をとの依頼があった時に、講座の中心に絵本を置いて構成されたそうです。ほとんどのこどもたちにとって未知の世界である盲導犬について想像したり感じたり理解を深めるのに絵本の力を改めて感じましたというお話でした。パピー犬との出逢いと別れ。何頭ものわんちゃんを送り出したご経験を努めて淡々とお話されるご様子からは愛犬家としての愛情深さだけではない使命感と責任感をお見受けすることができ、この盲導犬講座を受けた小学生達はきっといつまでも心の中で輝き続ける宝物を受け取ったことでしょう。

舛谷 裕子 さて、ランチタイムは和やかに過ぎ、午後の部は絵本講座実演からの幕開けとなりました。舛谷裕子さん(芦屋3期)の講座のタイトルは「絵本の時間 とても素敵な宝物」。
机上に並んだたくさんの絵本に見る者の心はそそられます。ご自身が幼い頃に読んでもらった大好きな絵本。ご自身の子育ての中でお子様と楽しまれた絵本。絵本の楽しみ、文字が読めない時代のたのしみについて。繰り返されることばの味わい。絵を読む楽しさ。一つ一つ読みながらお話くださるエピソードはこども達の発見や驚きに満ちていてそれらを受け止める舛谷さんの深い愛情を感じました。静かな穏やかなお話ぶりに温かく包まれるような心地よい60分でした。

その次にお話くださったのは藤井勇市顧問です。平成から令和へと時代が移ろうとしている今藤井 勇市、私達はどのような事を考えどのような行動をとるのか。藤井顧問のお話にはいつも「母親として、絵本講師として」という以前に「人として」の生き方を痛烈に問われているような気持ちになり、その厳しさを前に焦り、冷や汗をかく私です。
今日のお話の副題の「『いい絵本講師』とは?」という問いかけ。知識、スキル、といった必要条件を備えてもそれは違うのですね。レジュメの数行下に「『いい絵本講師』とは何か、それを考え続ける人。それが『いい絵本講師』の十分条件」とあります。
この言葉の深さを充分噛みしめて味わって、絵本講師としてのモチベーションとして、たいせつに持ち続けたいと思います。

その後、全員が7つのグループに分かれて話し合いが持たれました。
地域も経験も異なるメンバーで会話も新鮮に弾みました。それぞれの方がご自分のフィールドでの経験を生かして絵本講師として活動されている事を知り、その広がりに大いに可能性を感じました。

大長 咲子 あっという間に時間は過ぎ、大長咲子副会長(芦屋1期)の閉会の辞で交流会はお開きとなりました。本当に楽しくたくさんの学びある1日でした

もう今から次回が楽しみでなりません。その時までに私はどのように変化するのでしょう。少しは進歩していたいものです。「いい絵本講師とは」ということを考え続ける人でいたいと思います。そして今日出会った皆さんはもちろん、今日はお会いできなかった全国の会員の皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

文末になりましたが、交流会の企画、ご準備、運営、お片付けまでお世話になりました事務局のみなさまに感謝申しあげます。
(のぐち・あきこ)

 

のぐち・あきこ 野口 明子