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　真っ赤な柿をあちこちのお店で見かけます。父は柿が大好きでした。お土産に柿を持って行くと喜んで、「果物の中で柿が一番好きかも」と笑って言いました。

そんな父も今年亡くなり、わたしの家族はあまり柿を好まないので、買うこともなくなりました。

　でも今度ひとつ買って、父の写真に供えようと思います。きっと「わあ！」と言って、嬉しそうに笑うことでしょう。

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朝晩は寒いくらいですが、昼間はまだ汗をかく日があります。

半袖の人や、日傘をさす人を街で見かけることもあり、季節が足踏みしているようです。

家の近くに、コスモスがまとまって咲いている場所があります。9月頃から、いつもきれいなピンク色の花が楽しませてくれました。

昨日そこを通ると、コスモスは枯れ始めて、冬を感じさせる風景に変わっていました。少しずつでも確実に季節は移っているのですね。

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　川沿いの土手を、保育園の子どもたちが先生とお散歩していました。

手をつないで歩きながら、♪あれまつむしが〜♪と大きな声で歌っています。

先生に「じょうずじょうず」とほめられて、みんな嬉しそうに笑っていました。

夜涼しくなったので、クーラーをつけないで過ごせるようになりました。
窓を開けると、風といっしょに、♪リリーン　リリーン♪と虫の声が聞こえてきました。

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『時候のご挨拶』
朝晩ようやく涼しくなり、秋が近づいてきました。夏と秋の境い目は、どこにあるのでしょう。

わたしが夏が終わったなと感じるのは、西瓜の味が薄くなった時。秋が始まったなと思うのは、突然あたたかいお茶が飲みたくなった時。

夏の間、ほったらかしにしていたお茶の缶を開けて、久しぶりに熱い緑茶を入れました。冷蔵庫の中にある、冷えたお茶のペットボトルが、手持ち無沙汰に見えました。

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子どもの中学校の理科の授業で、夏野菜の栽培がありました。

夏休みの間は水やり当番があり、子どもも暑い中何度か学校に通いました。

「これがなってたよ」と、かわいい小ぶりなピーマンを、持って帰って来ることもありました。

ところがある日突然に、先生から水やり当番の中止の連絡が入りました。

特に理由は書かれていなかったそうですが、「このことで野菜が枯れても、成績には関係ありません」とあったそうです。

あまりにも暑いので、水やり当番に行く子が熱中症になったのかな…。

冷蔵庫の中にひとつだけ残ったピーマン、なんのお料理にしましょうか。

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雲が多くひどく蒸し暑い日、用事があり仕方なく出かけました。

そのうち陽が出てますま暑くなりましたが、日傘をさすと少し涼しく感じられて、なんとか目的の場所にたどりつきました。

用事をすませて外を見ると、いつのまにか暗くなって、今にも雨がふり出しそう。急いで帰る途中、大粒の雨が落ちてきて、あっという間に土砂降りです。

そこで日傘がこんどは雨傘になって、無事に家に帰ることができました。晴れ雨兼用の傘が大活躍した出来事でした。

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暑い日はスイカが食べたくなります。スーパーで、小ぶりのかわいいスイカを見つけました。お値段もお手頃なので、ひとつ買って帰りました。

切ってみると、種がとても小さいのです。皮に貼ってあるシールには、〝タネが気にならない タネまで食べられるスイカ〟と書いてあります。

これなら、タネが苦手な子どもも喜んで食べるかもしれないな。そう思いながら、甘いスイカに次々と手が伸びてしまいました。

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雨の日のこと。
小学生が学校から帰る時、グループ5～6人で傘をさして、一列になって歩いていました。

急にいちばん前の子が止まったので、どうしたのかなと思って見ると、地面にカタツムリがいました。
その子はしばらくの間、カタツムリをじいっと見ていて、その間うしろの子たちは、おとなしく待っていました。
少しすると気がすんだのか、いちばん前の子はまた歩き始めて、うしろの子たちもまた一列で続いていきました。

こんなかわいい話を、知り合いの小学生のお母さんが、聞かせてくれました。

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