新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#68 あかちゃんのゆりかご

 『あかちゃんのゆりかご』

(レベッカ.ボンド/作、さくまゆみこ/訳、偕成社)

窓の外には、きれいな夜空が広がり、

月の光に包まれて、手作りのベッドで

すやすや眠る赤ちゃん。家族の喜びと

愛情が、絵本のすみずみにまで詰まった、温かい画風がぴったりのレベッカ.ボンドさんの処女作です。

(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#61 チェロの木

61 チェロの木
 『チェロの木』

(いせひでこ/作、偕成社)

13歳からチェロを弾き続けている伊勢さんが、創作のモチーフ「木と人」を結実させた絵本。《星がめぐるように音楽が時間をこえてみんなをつなげていた》絵画のような美しい画面から

チェロの温かい音色が聴こえて来るようです。

(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#60 ふゆねこさん

60 ふゆねこさん
 『ふゆねこさん』

(ハワード=ノッツ/作.絵、松岡享子/訳、偕成社)

夏の野原で生まれ、初めての冬を

ひとりぼっちで迎えた子猫。

子ども達は「ふゆねこさん」と声を

かけ、食べ物を与え、猫と子ども達

の距離は少しずつ縮まっていく。

子猫と子ども達の心の交流を描いた

心温まる絵本です。 

(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#56『1000の風1000のチェロ』

1000の風1000のチェロ

『1000の風1000のチェロ』(いせひでこ/作、偕成社)

愛犬を亡くし、お父さんにチェロを買ってもらった少年は、チェロの教室で、
神戸から引っ越してきた少女に出会います。
そして二人で「震災復興支援コンサート」に参加し、
各々の想いや悲しみをチェロの音色にのせて演奏します。

(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#50 トムテ

#50 トムテ

『トムテ』(ヴィクトール=リードベリ/詩、ハラルド=ウィーべリ/絵、山内清子/訳、偕成社)
北欧の伝説の小人トムテは、秘かに何百年も住み続け、その家の人々の幸せを見守り続けています。リードベリの詩に添えたウィーベリの絵が絵画のように美しく、読む者を温かく包み込みながら、人の命の不思議さを伝えてくれる味わい深い絵本です。
(笹川直子/芦屋11期) 

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#24 やどかりのおひっこし


 

 

『やどかりのおひっこし』(エリック=カール/さく、もりひさし/やく、偕成社)

 
やどかりは大きくなると、今まで住んでいた貝がらを捨て引っ越しをする。そして、新しい貝がらを見つけ、海の仲間達と一緒に素敵な家に仕上げていく。環境が変化する入学や引っ越しは子ども達が成長するチャンス。カールさんの熱いエールが伝わってきます。
 

(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#18 よかったねネッドくん


『よかったねネッドくん』(チャーリップ/ぶん.え、やぎたよしこ/やく、偕成社)
 軽快なリズムに乗って展開する、行動力溢れるネッドくんの冒険物語を、カラーと白黒のページを交互に使いながら描き、
手遊び付きだと、子ども達はもちろんお父さん達にも大人気の、ワクワク感一杯の元気が出る痛快な絵本です。
(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#12 月夜のみみずく

#12月夜のみみずく


『月夜のみみずく』
(ジェイン=ヨーレン/詩、ジョン=ショーエンへール/絵、工藤直子/訳、偕成社)
 月夜の雪の森でみみずくに会った少女のみずみずしい感動が、絵画のような詩情溢れる絵から伝わってきます。
父と娘の心暖まる触れ合いは、一生の宝物。読み終えてもまだ、森の中に佇んでいる少女の私がいました。
(笹川直子 / 芦屋11期)