第14期「絵本講師・養成講座」閉講式
第14期「絵本講師・養成講座」大阪会場 閉講式が2018年2月24日(土)、新大阪CIVI研修センターにて開催されました。今年は厳しい寒さが続きましたが、ようやく和らぎはじめた一日でした。受講生の皆さんは開講式の緊張した表情と打って変わり、とても清々しいリラックスした面持ちで修了式に臨まれたように思いました。
初めに森ゆりこ理事長から修了証書の授与がありました。
「14期生は個性豊かな受講生が多く、スタッフ一同も多くのことを学ばせていただきました。これからは『14期受講生の皆さん』ではなく、『14期生 絵本講師の皆さん』と呼ばなくてはなりません。14期生を含め絵本講師はやっと1614名になりました。街を歩けば絵本講師に出会う日が訪れるのを願っています」と話されました。
藤井勇市専任講師からは「“学ぶ“の原意は”まねをする“そこから知りたいこと、伝えたいことを発信することが大事だという事。政治に無関心でも無関係ではない。生活の中に溶け込んでいる。マハトマ・ガンジーの言葉『あなたがすることのほとんどが無意味であるが、それでもしなければならない。世界を変えるのではなく、自分を変えられないために』の言葉と共に、『絵本講師・養成講座』は終わりましたが、学びには終わりがない。今日からがまた新たな学びの始まりです」と締めくくられました。
多本ゆき枝さんは、「人は自らの裡にあるものしか外に出せません。心の感度をあげてください。絵本講座はすればするほど新たな学びがあります」と話されました。
舛谷裕子さんは、「学びが深くなればなるほど、喜びは深くなる。楽しみながら絵本講師の活動を続けてください。困ったことがあれば、事務局に相談を。優しい理事長とスタッフがいますから」と安心することばを頂きました。
来賓の曲里由喜子さんは13期生。「昨年の『絵本講師・養成講座』で読み聞かせの何が大事なのか、何を大切にしなければならないのかを学びました。世の中の流れにたいせつなことを見失うことなく、絵本を通して本物の言葉を伝えていきたい」と締めくくりました。
午後からの梅田俊作先生の記念講演です。初めに心筋梗塞という大病をし、入院されていたことをお話されました。目の前で話されている先生は大病を患ったとは思えないお元気な姿でただいま制作中の絵本『生きるれろ』を読まれました。5歳の女の子が交通事故にあい、ある日突然植物状態になってしまう。その後の家族の日常を母親の言葉を中心に絵本にされる予定です。私はポロポロと涙が流れ止まりませんでした。母親の「命のさかり、花ざかり」という言葉がわたしの琴線に触れたのです。
茶話会では、スタッフ全員の写真を14期生から求められ、いつも裏方の私たちには思いもよらない申し出に少し恥ずかしいと思うなか、スタッフ一同が集まり14期生の多くのカメラマンに撮って頂きました。あふれんばかりの笑顔と、笑い声のなか、これから共に活動していく皆さんに「はばたきの会」で再びお会いできることを楽しみにしています。
(あだち・みつお)
(安達 光生)
(会場風景)
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