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『おじいちゃんの手』 マーガレット・H・エイソン/文 フロイド・クーパー/絵 もりうちすみこ/訳 光村教育図書 おじいちゃんの手は孫のジョーゼフの靴ひもを結んだり、ピアノを弾いたり、トランプ手品をしたり、野球のバットを握ったりします。そして、おじいちゃんは、黒人のこねたパンは食べられないと言われて、みんなで手をとりあって闘った過去をジョーゼフに語ります。ジョーゼフは成長することによって自分の手が何でもできることを確信します。おじいちゃんと孫の関係を、茶色を基調にした温かいタッチで描いています。 |
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バナナこども園の子どもたちが、5歳のかっきーの呼びかけでざりがに釣りに行くことになりました。あーくんは大きなざりがにを見つけましたが、自分でざりがにをつかむことができず、かっきーに取ってもらいました。家に帰るとき、二人ともざりがには自分のものだと言い張ります。子どもの微妙な心理が丁寧に描かれた絵本。ざりがにの絵に迫力があります。 |
花の下で死んだとんぼをありたちが集まって来てとむらいをするという詩の絵本。とんぼのからだが蟻によって分解され、七色の玉になって運ばれていき、最後にはその玉が花畑を飛んでいきます。一色の版画(モノタイプ)に大根や消しゴムの判で押した色とりどりの花やとんぼのからだが、命の循環を描いています。 |