絵本講師の活動


「絵本講師・養成講座」の開講

センターは2004年、「絵本で子育て」することの意味と意義を語ることのできる絵本講師の育成を目的に「絵本講師・養成講座」(芦屋、東京、福岡=3会場)を開講しました。

これは日本で初めての試みとして各界から注目・関心を集めました。 講座では、絵本の歴史・読み聞かせの意味・講座の組み立て方・絵本講座の実際などの基礎・応用・実践課程を履修します。

講座修了後は「絵本講師の会」(はばたきの会)に入会し、更に学習を継続します。会では交流会の開催、会報『はばたきの会』の発行、絵本、書籍の出版企画など、さまざまな活動を行っています。

なお、「絵本講師・養成講座」の受講生募集は、毎年10月頃に当センターのホームページ、新聞などで告知・発表されます。


全国で絵本講師が講座・講演活動を

2004年に誕生した「絵本講師・養成講座」は2024年、第21期を迎えます。

巣立った修了生は、自身の居住地を中心に活発な絵本活動を行っています。

4~5名の小規模な講座から300名を超える講演まで、会場・対象者に合わせた内容で幅広い要望に応えています。

これらの活動は新聞・雑誌など多くのメディアが取り上げ、社会的な関心が高まってきました。

地域の子育て支援、子どもの健全育成として、今後ますます活動の場が広がっていくことが予想されます。


絵本、随筆、講演録など活発な出版活動

当センターでは絵本、書籍などの出版活動も積極的に行っています。

06年にセンター顧問の故中川正文先生の『絵本・わたしの旅立ち』、07年『たましいをゆさぶる絵本の世界』(飫肥糺/著)、09年には、絵本『きつねやぶのまんけはん』(中川正文/文、伊藤秀男/画)を27年振りのコンビ作品として出版。

また同年には、受講生待望の講演録『絵本を読んであげましょう』(森ゆり子/著)を刊行しました。

2010年に、梅田俊作・佳子先生のまるごとえんものがたり4部作の第1弾として『おかあさんもようちえん』が、絵本講師の会(はばたきの会)の企画制作で刊行されました。

また絵本講師の会編『絵本講師の本棚から-わたしの心のなかにある絵本たち』は第一巻を2011年、続刊を2012年に刊行。

続『絵本講師の本棚から』は2012年、続々『絵本講師の本棚から』は2013年に刊行。 併せて会員、会員以外の皆さまの自費出版も承っています。