2023年10月28日(土)芦屋市民センター
全体風景
大長 咲子
2023年度・第2回絵本講師の会(はばたきの会)秋の交流会が2023年10月28日(土)、芦屋市民センターにて開催されました。秋らしく気持ちのよい日差しのもと、1期から19期までの仲間41名が集い、大長咲子副会長(芦屋1期)の司会で開催されました。
森 ゆり子
初めに森ゆり子理事長より開会の挨拶がありました。第21期の募集も始まったことが報告され、活動が長く続いていることを喜び合いました。そして参加者全員の自己紹介が和やかな雰囲気の中で行われ、続いて各地の支部活動についてそれぞれから説明がありました。
小田由美 清水智恵子
長野支部からは、小田由美さん(芦屋9期)から、支部「こもれび」の立ち上げについてお話がありました。神戸から長野に移った小田さんが市役所を訪ね、絵本の活動に参加するところから物語が始まり、人との出会いを紡ぐうちに、長野にいた絵本講師たちに出会っていった経緯が語られました。「私の願いは、街を歩けば絵本講師にあたる(会える)というほど、絵本講師が全国各地で活動してくださることです」という理事長の想いが、実現しつつあり、「その言葉通り絵本講師に出会いました!」という小田さんのお話に会場も沸き立ちました。早速八ヶ岳の「小さな絵本美術館」で絵本と音楽のイベントを開催されたそうです。
今泉 恵子
また、「さなぎからちょうへの会」の今泉恵子さん(芦屋12期)と根本裕子さん(芦屋17期)からは、芦屋市での「絵本と平和と人権を学ぶ活動」について紹介がありました。活動はすでに7年にわたり、
根本 裕子
今では170枚もの絵本の紹介パネルが作られています。この夏は展示に連動して図書館でも関連する本を置いてくれたそうです。今泉さんから展示で紹介された『まるいもののなかに』という暖かい絵本の読み聞かせもありました。ウクライナへの侵攻など、いまは活動を始めた当初より、切実に「平和と人権」の意味を考えさせられる状況でこうした活動がより求められていると感じました。
舛谷 裕子
また舛谷裕子さん(芦屋3期)から、西宮支部「絵がお」が初産婦さん向けに行っているマザークラスについてお話があり、長年新米ママたちに寄り添いながら絵本の橋渡しをしている活動を知ることができました。
清水 智恵子
休憩をはさんで午後の部は、清水智恵子さん(東京16期)の講座の実演「保育の中での絵本読み聞かせ」です。豊富な現場経験がある清水さんならではの愛情たっぷりのお話で、講座の最後は写真絵本『世界中のこどもたちが』を同名タイトルの歌を歌いながらの読み聞かせ。子どもたちに生まれてきてよかったと思ってほしいという清水さんの熱い思いが、歌声となって響き、参加者も共に歌い始め、会場に静かな感動を広がりました。
藤井 勇市
続いて藤井勇市顧問による時事放談。政治や戦争の話を意識することが、子育てにおいても必要だと感じさせられる力強いお話でした。
最後のグループワークでは、活動の状況や絵本の魅力などについてそれぞれに語り合い、大変楽しい時間を過ごしました。各地で活動する仲間たちのなんと輝いていること。さらなる輪の広がりが楽しみになった交流会でした。
(もり・さちこ)
2023年度 秋の交流会リポート 森 幸子
〒659-0067 芦屋市茶屋之町2-21-405
TEL 0797-38-7516
FAX 0797-38-7939