21期 大阪会場第2編


2024年6月22日

大切はものは目に見えない


21期「絵本講師・養成講座」大阪会場第2編が2024622日(土)、CIVI研修センター新大阪東で開催されました。梅雨の曇り空の中でしたが、受講生の皆さんが笑顔で挨拶されている姿から、講座へ参加することへの喜びと期待感で晴れやかな気分が伝わってきました。

加藤美帆さん(芦屋3期)の司会で始まった午前の部は、松居直先生のご講演「絵本のよろこび」をDVD(第7期2010年度の録画)で視聴しました。

松居先生は、「命ある言葉」について語られ、現代に「命ある言葉」が失われていることや、「命ある言葉」は教えるものではなく親子の会話の中で子どもが感じ体験し得るものであると言われていました。また人間にとって大切なものは目に見えないもの(言葉、時間、愛、悲しみ、嘘、本当、人の心など)であり、それを子どもたちに見えるようにしてあげるためには、親が子どもに語ったり絵本を読んであげたりすることが大切であるということについてもお話してくださいました。「絵本は“子どもが読むもの”でなく“親が子どもに読んであげるもの”」、それを絵本講師として子どもたちや親御さん、子どもたちを支援される方々に向き合っていく必要があるのだと感じました。

(松居先生は2022年11月に亡くなられました)

午後の部は、吉井康文先生のご講演「子どものこころを育てる絵本の世界」でした。吉井先生は、肉声は「人格を持った言葉」であり、肉声での語りかけの重要性や、今は様ざまなメディア(スマホ、SNSなど)により肉声が失われており、便利なコミュニケーションツールが、実は人間にとって大切なコミュニケーションを阻害しているということを言われていました。またそれは、これまでに無かったような依存症や発達障害、愛着障害を生み、子どもたちに悪影響を与えているということにも言及されました。

良い絵本についてのお話では、国内外の絵本について語られ、読み続けられている良い絵本は子どもの普遍性に同調したものであり、それが子どもの「もう一回読んで」につながるということでした。子どもたちが良い絵本に出会えるように、良い絵本を選び子どもたちに読み聞かせを通して肉声を届けることが大人の役割であり、その重要性を伝えることが絵本講師の役割なのだと感じました。先生の想いと語られた内容の重みを感じる素晴らしい講座で、受講生の皆さんは真剣な表情で聞き入っていました。

続いて、大長咲子副理事長(芦屋1期)から、当講座の学び方についてのお話がありました。絵本講師としての心構えや、絵本講師の役割が、“絵本の読み聞かせの重要性を伝えること”である、ということを改めて理解できたと思います。

続いて、大長咲子副理事長(芦屋1期)から、当講座の学び方についてのお話がありました。絵本講師としての心構えや、絵本講師の役割が、“絵本の読み聞かせの重要性を伝えること”である、ということを改めて理解できたと思います。(つつい のぼる)

報告者 筒井 登
報告者 筒井 登