2023年4月20(土)
第21期「絵本講師・養成講座」大阪会場 第1編が2024年4月20日(土)、CIVI研修センター新大阪東にて開講されました。穏やかな日差しが心地よい会場に、第21期の受講生をお迎えし、加藤美帆さん(芦屋3期生)の司会で開講式が始まりました。
森ゆり子理事長より「20期を終え、絵本講師が2200人になりました。私の願いは街を歩けば絵本講師に会えるというくらい絵本講師の方々が全国で活動してくださることです。今のような世の中だからこそ絵本講師が求められています。絵本と関わり、自分の心が洗われるような人との素敵な出会いを大切にしてください」と挨拶されました。
続いて舛谷裕子理事(芦屋3期生)より「絵本で育ち、子育てもしてきました。受講してリポートは大変でしたが、それ以上の深い喜びがありました」と体験を交えた祝辞がありました。
次に池田加津子理事(芦屋2期生)より「受講して、知れば知るほど知らないことの多さがわかってきます。好奇心を持って、読み聞かせの大切さや驚きを発見してください」と興味が湧く祝辞がありました。
続いて服部勢津子様(芦屋7期生)より「『てぶくろ』(福音館書店)はウクライナの民話です。遠いヨーロッパの国を身近に感じます。絵本の中で世界が見えます。たくさん勉強し子どもに伝えてください」と祝辞を頂きました。
続いて南田理恵様(一般社団法人ママズケア代表理事)より「出生率が減りました。抱っこ・おっぱい・語りかけをしっかりしてください。絵本を読むことが語りかけになります。絵本を読む家庭が増えるように活動してください」と祝辞を頂きました。
次に藤井勇市顧問より「講座の学び方」について、家庭に言葉がなくなり、人間の関係が希薄になっています。「スマホを捨てて、友と語ろう」学べば学ぶ程自分の前に疑問が浮かんでくる、そういう学び方をしてほしい、と話されました。
午後はアーサー・ビナード氏の記念講演「『さがしています』をさがしています」~これからの絵本ってなんなんなん?~です。就学前に、寝室で父親に読んでもらった「くまとわにの話」が、今も心に残っている。昔話や伝説は、時間軸が長いから試されて、時代が変わっても通用する。本質だけがもまれて残り、発見できるようになる。生きていく力、知恵がある話を、引き継ぐかどうかが問われている。『なんなんなん?』(マック・バーネット/文、カーソン・エリス/絵、アーサー・ビナード/訳、小学館)を読んでくださり、答えが自分の中で湧いてくるまでさがしつづける。先人たちがさがして表現してくれたことを足場にして成長する。物語を通じて学びあう。皆さんも「絵本講師・養成講座」で学ぶことで、自分が変わっていって、そして成長していってください。リアルなつながりは強いと話されました。
次に、自己紹介から始まったグループワークは、絵本への思いを互いに語り合い、楽しい雰囲気の中で開講式を終えました。(おおにし・のりこ)
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