21期 大阪会場第6編


2025年02月15日(土)

共に絵本の素晴らしさを伝えてゆきましょう……

第21期「絵本講師・養成講座」大阪会場第6編が2025年2月15日(土)CIVI研修センター新大阪東にて加藤美帆さん(理事・芦屋3期生)の司会で執り行われました

修了証書授与式では、グループごとに受講生の名前が呼ばれ、森ゆり子理事長より各グループの代表者に修了証書が授与されました。理事長から修了生に「今日から皆さんは芦屋21期生になります。共に絵本の素晴らしさを伝えていきましょう」と激励の言葉が贈られました。

森ゆり子
森ゆり子

続いて、藤井勇市顧問より、養成講座全体の講評がありました。

「リポートは、皆よくできていました。良いものがたくさんありました。今後皆さんがなさる絵本講座では、読み聞かせで注意したい五つのことに加え、家庭で行う読み聞かせの大切さを伝えてほしい」とお言葉があり、最後にエルカインド・デイビットの『急がされる子どもたち』と、安部公房の『終わりし道の標べに』の一節を引用し、講評を結ばれました。

藤井勇市
藤井勇市

次に来賓で当講座の修了生でもある方々からの祝辞がありました。舛谷裕子理事(芦屋3期生)からは「今日からがスタートです。これから絵本で子育てをする楽しさを伝えてゆきましょう。共に恕し(ゆる)合って、共に前を向いて、絵本で子育てをする素晴らしさを伝えてください」と祝辞がありました。

舛谷裕子
舛谷裕子

 続いて筒井 登氏(東京17期)より、講師陣、運営スタッフへの謝辞と修了生の皆さんへ「修了証書にある“修了”の文字は“終わる”の“終了”ではなく修めると書きます。これからも共に歩んでゆきましょう」と祝辞がありました。

筒井登
筒井登

曲里(まがり) 由喜子氏(奈良教育大学非常勤講師/芦屋13期生)からは「私も13期生として学びました。講座では“読み聞かせは演じることではなく寄り添うことである”“見失ってはいけないものは何か”などを気づかせてくれました。また絵本に目覚めさせてくださったことに感謝しています」と述べられ、最後に絵本『まいにちがプレゼント』(いもとようこ/作・絵、 金の星社)を紹介してくださいました。

曲里氏

続いて池田加津子理事(芦屋2期生)より、絵本講師の会(はばたきの会)のご案内と入会へのお誘いがありました。

池田理事

休憩を挟んで、午後は画家・絵本作家の梅田俊作先生による講演会「絵本をつくるのだ」でスタートしました。

先生は最近、子どもの頃の原体験について寄稿する機会があり、蘇った幼少の頃の記憶やその時代の経験が自身の方向性や考え方に少なからずとも影響与えたことを語ってくださいました。また、交通事故のため遷延性意識障害となった「なっちゃん」とその看病をする「お母さん」を主人公にした未公開の作品を特別にお見せくださるなど、とても贅沢でそして感動的な時間を過ごすことができました

梅田俊作
梅田俊作

懇親会では、グループワークの各代表者による受講のエピソードや、今後絵本講師として活動していくうえでの思いが語られました。また、藤井顧問、梅田俊作氏によるジャンケン大会が行われ、終始賑やかな懇親会となりました。

最後に大長咲子副理事長(芦屋1期生)より閉会の挨拶が行われ、芦屋21期生の皆さんが、無事に絵本講師としてはばたきました。

修了おめでとうございます。はばたけ!芦屋21期生

(ねもと・ひろこ)

根本 裕子
根本 裕子

~お祝いメッセージの披露~