20期 東京会場第5編


2024年01月20日(土)

会場風景
会場風景
勝村美幸
勝村美幸

 第20期「絵本講師・養成講座」東京会場第5編が2024年1月20日(土)、飯田橋レインボービルにおいて勝村美幸さんの司会で始まりました。

 年の初めから大きな災害が起こった2024年。被災された皆さまに、一日も早く平穏な日が訪れることを祈りつつ、学びの場に集まれることに感謝の気持ちで参加いたしました。

森ゆり子
森ゆり子

 午前の部は、「緊張のあまり、ソワソワと会場中を歩き回っていたことをお気づきでしたでしょう」と始められた、森ゆり子理事長の講演「絵本で子育て」です。「いつも忙しい皆さんもゆったりとした気持ちで、ホッとしながら聴いてくださいね」と、こちらの気持ちもほぐしてくださり、会場があたたかくゆったりとした気持ちに包まれた中で始まりました。

 受講生皆さまが第1編から「なぜ、絵本なのだろう」「なぜ、絵本と子育てなのだろう」「なぜ、絵本が必要なのだろう」「なぜ、絵本講師が必要なのだろう」と何度も自分に問い続けたであろう答えのヒントが、すべて詰まっている講演だったのではないでしょうか?

 私も、絵本と絵本を読んでくれる人の存在は「心を育み、自分の中から湧き出る力を授けてくれるかけがえのないもの」であることを、再認識した時間でした。

片岡直樹
片岡直樹

 午後の部は、乳幼児の育ちにおいて、今、なお数々の相談が寄せられている川崎医科大学名誉教授片岡直樹氏の講演です。日常生活の中で欠かせない、電子メディアや電子ツール。眼精疲労、睡眠不足、手元にないと不安になる依存的心身の不調など、その弊害を理解し、たいていの大人は刺激的なそのツールの使い方を考えています。しかし、生まれて間もない乳幼児が、その刺激にさらされ続け、メディアの平面さや機械音に阻まれ、家族の顔や声が認識が出来なくなったら……。そんな危険性について考える時間となりました。「目を見つめ、言葉をかけ、手を動かし、応答し合う環境の大切さ」についてのご説明では、まさに絵本はぴったり! と思ったのは私だけではないことでしょう。「82歳なので……声も小さくて……」とおっしゃいましたが、演台から前に出て、スクリーンを指し示しながらのパワーで、大切なポイントを繰り返し、しっかりと届けてくださいました。

池田加津子
池田加津子

 池田加津子理事(芦屋2期生)の「絵本講師・養成講座」の学び方についてでは、最終リポートについての解説。皆さんの真剣にメモを取る姿に、十人十色、自分だけのかけがえのない講座が出来上がるスタートが切られたことを感じました。

 続くグループワークも、それぞれのテーマで情報交換がなされていました。LINEなどSNSツールでも情報交換は可能ですが「互いの表情を見ながら、生の声で、想いを伝えあう」「様々な立場の意見を自分の財産にする」大切な時間としてしっかり活用いただければと、しみじみ感じました。

 本日までの講座やグループワークのすべてを注ぎ込んだリポートを完成させ、次回、最終講座では、晴れやかな顔をした皆様に会えることを今から楽しみにしています。

(おおくぼ・ひろこ)

大久保広子
大久保広子