2021年度第18期絵本講師養成講座のカリキュラム

第18期「絵本講師・養成講座」東京会場 第6編閉校式
2022年03月26日(土)


報告 池田 加津子(芦屋2期)

①勝村美幸
勝村美幸

 第18期「絵本講師・養成講座」東京会場の閉講式が2022年3月26日(土)、飯田橋レインボービルに於いて開催されました。満開間近の桜の中、晴れやかな笑顔の皆さんが集う会場で、勝村美幸さん(東京5期)の司会で閉講式が始まりました。

②修了証書授与式
修了証書授与式

 初めに森ゆり子理事長よりグループ毎に修了証書授与が行われました。温かい拍手をもらう修了生の皆さんの素敵な笑顔が印象的でした。森理事長は、第18期の皆さんの修了で全国の絵本講師が2000人を超えたことを報告され、「絵本の読み聞かせは愛を伝える事です。今できる事から始めてください。これからのみなさんのご活躍を願っております」と挨拶されました。

③藤井勇市
藤井勇市

 続いて藤井勇市顧問からは、最終リポートについて、中心論点がしっかりと押さえられていて、力作揃いだったとの講評があり「世の中の情報をしっかり精査する事。今日から終わりのない旅のスタートです。絵本の力、可能性をこれからも学んでいきましょう」との励ましの言葉をいただきました。

後藤修平氏

 次に童心社の後藤修平様より「この「絵本講師・養成講座」を選ばれた皆さまは、本当に素晴らしい選択をなさったと思います。子どもの本の出版社として、皆さまに敬意と期待を表明し共に歩んで参ります。絵本の素晴らしさ大切さを伝えていってください」とのご祝辞をいただきました。

⑤籠宮敏治氏
籠宮敏治氏

 続いて太陽出版の籠宮敏治様からは、「新型コロナの影響で、巣ごもり需要が高まり、書籍においても売り上げが増える傾向にあります。本の読み方として、スマートフォンなどの電子機器より紙媒体のほうが、読解力が高いというデータがあるそうです。この様な状況の中、絵本講師としてのご活躍をお祈りしています」とのご祝辞をいただきました。

⑥飫肥糺氏
飫肥糺氏

 次に批評家 エッセイストである飫肥糺様より、『おおきなかぶ』(ロシア民話)や『てぶくろ』(ウクライナ民話)の絵本を通しての世の中のお話を伺い、最後に「今日から絵本講師としてのスタートです。豊かな絵本を媒体として、絵本で子育ての大切さを広めていってください」とのご祝辞をいただきました。

⑦大長咲子
大長咲子

 続いて各方面からのお祝いメッセージ(祝電)の披露がありました。
そして、副理事長・絵本講師の会副会長大長咲子さん(芦屋1期)から「絵本講師の会」(はばたきの会)について説明があり、「センター所属の絵本講師として一緒に学び、活動していきましょう」と呼びかけられました。

⑧梅田俊作氏
梅田俊作氏

 午後の部の最初は、梅田俊作先生の記念講演「絵本で生きる」です。『へっこきよめさ
』(小松崎進/文、梅田俊作/絵、メイト)の読み聞かせから始まりました。手作り絵本の
講習会でのエピソードから自分の頭で考え自分で判断して作る事の大切さをお話されました。

また現在の親子関係について、ことばのやりとりが少なくなり当たり前の育ちができていないこと、自然の中での育ちの大切さを強調されていました。

⑨岡美佐緒
岡美佐緒

 岡美佐緒さん(東京9期)による『おかあさんもようちえん』(NPO法人「絵本で子育て」センター)の読み聞かせをはさみ、今やりたいことを一生懸命にする、学ぶ基本を持っている子どもは強くリーダーになっていくとのお話がありました。

 梅田先生のお嬢様が子どもの頃に描かれた絵本を紹介してくださり「子どもの力、絵本の力を信じて活動していきましょう」と修了生の皆様へエールを贈られました。

 その後、懇親会へと移り、和やかな雰囲気の中、会は進み、最後に私、理事・絵本講師の会副会長池田加津子(芦屋2期)から閉会の挨拶をさせていただきました。絵本講師の会で皆さんにまた、お会いできることを楽しみにしております。

池田加津子
報告 池田 加津子

(いけだ・かずこ)