18期開講式 会場風景
18期開講式 会場風景

第18期「絵本講師・養成講座」大阪会場

2021年02月19日(土)第18期「絵本講師・養成講座」大阪会場第6編 

ここからが本格の学びのスタートです

第18期「絵本講師・養成講座」リポート  報告:安達 光生 

報告 安達光生
報告 安達光生

 第18期「絵本講師・養成講座」大阪会場第6編が2022年2月19日(土)、CIVI研修センター新大阪東において開催されました。まん延防止等重点措置が延長されましたが、会場には27名の受講生が参加されて、閉講式が始まりました。

②森ゆり子
②森ゆり子

 まず初めに、森ゆり子理事長からグループごとに修了証書の授与がありました。「絵本講師の資格を取得したからには、今出来ることから始めてください。絵本の読み聞かせが愛を伝えることに他ならないということ、愛されたという記憶が、これからの人生を強く生きていく力になるということを、ぜひたくさんの方に伝えてください。スタッフも皆さんとともに学ばせていただきました。ありがとうございました」と話されました。

③藤井勇市
③藤井勇市

 次に、藤井勇市顧問から「学ぶの原意は真似るです。そこからのスタートで十分です。きっちり真似が出来て、自らのオリジナリティーのある講座作成をすれば良いのです。私はこう思いますが皆さんはどう思われますか、という姿勢が大事です」など、具体的なアドバイスがありました。

④弓立瑶子
④弓立瑶子
⑤舛谷裕子
⑤舛谷裕子
⑤舛谷裕子
⑥久賀弥生

 次に3人の方から祝辞をいただきました。はじめに弓立瑶子さん(芦屋7期)。「当講座ではいつもと違う絵本の学びがあったと思います。社会の変化や経済の動きなど、広く関心を持つことは講座の深みに繋がります」と。舛谷裕子さん(芦屋3期)は、「私たち、「絵本で子育て」センターは自分の言葉に責任をもつことを大切に考えています。皆さんも、自分の言葉に責任と自信をもって絵本講師として活動されることを願っています」。最後に、久賀弥生さん(芦屋6期)は、「絵本講師になって12年、この養成講座の学びが基本となっています。自分の中から湧き上がってくる思いを全力投球で毎回の絵本講座で話しています。みなさんも頑張ってください」とエールを贈られました。

⑦池田加津子
⑦池田加津子

 祝辞の次に、出版社や養成講座の講師からの祝電やお祝いメッセージの紹介がありました。絵本講師への期待や励ましの言葉があふれていて、とても嬉しく思いました。

⑧梅田俊作氏
⑧梅田俊作氏

 午後からは「絵本で生きる」と題して、梅田俊作氏の記念講演がありました。ご自身の幼少期からの思い出からお話がすすんでいきました。

 『おかあさんもようちえん』(NPO法人「絵本で子育て」センター)を紹介しながら、子どもが家族以外の大人と関わることの大切さをお話しくださいました。そして、子どもにとって夢を描いていく3原色とは、・学校を含む、近所という世間 ・民話や祭りなどの伝統文化 ・喧嘩したり仲直りしたり、自然の中での友との遊び、この3つだと思うと。

 子どもにとって必要不可欠なことがなくなってきています。大人として、考えなければならないことを改めて気づかせていただきました。

 続いて、『しらんぷり』(ポプラ社)の読者からのお手紙を紹介しながら、作者としての責任について考え悩まれたこともお話しされました。梅田先生から、たくさんの宿題をいただきました。

⑨熊懐賀代
⑨熊懐賀代

 その後の懇親会は終始、和やかな雰囲気でした。会場で「絵本講師の会」(はばたきの会)に入会された方が多くいました。4月の交流会(勉強会)で再びお会いできることを楽しみにしています。

(あだち・みつお)

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