第18期絵本講師養成講座
第18期絵本講師養成講座

第17期「絵本講師・養成講座」大阪会場 第5編 2020年12月19日(土)

報告者 弓立 瑶子 

弓立 瑤子
弓立 瑤子

 第17期「絵本講師・養成講座」大阪会場第5編が2020年12月19日(土)、CIVI研修センター新大阪東において開催されました。新型コロナウイルス感染症対策を強化した会場には13名の受講生の方々が集い、元気なお顔を見せてくださいました。定刻を待ち、司会の熊懐賀代さん(芦屋4期)の挨拶で会が始まりました。

①熊懐賀代
①熊懐賀代

 午前の部はNPO法人「絵本で子育て」センター 森ゆり子理事長による「絵本で子育て」と題した絵本講座実演で、受講生を保育園児の保護者と設定した講座です。

②森ゆり子
②森ゆり子

 『ちびゴリラのちびちび』の紹介から始まり、『いない いない ばあ』『いいこってどんなこ』『ももたろう』『さっちゃんのまほうのて』などから、絵本の読み聞かせは子どもの心を育て、愛を伝える方法そのものだとお話しされました。愛を伝えるためには良質の絵本を選ぶことと、読む時のこころがけも大切だと学びました。読む人の愛情と、絵本そのものから受け取る様々な感情が一緒になって、子どもは使いこなせる言葉を獲得するというお話は、とても興味深いものでした。また、高校生や大学生からの感想を紹介され、読み聞かせに上手も下手もない、心を込めて読むことで相手の心に響くものだということを教えていただきました。多くの絵本を編集された松居直先生のお子さまへの読み聞かせのエピソードにも、会場の空気が温かくなりました。相手を想う気持ちと、心を揺さぶられる感情体験が心を育てるということ、読み聞かせの時間こそ心が触れ合っている幸せな時間にほかならないことを、これからもずっと大切に伝えていきたいと思いました。

③片岡直樹氏
③片岡直樹氏

 午後は川崎医科大学名誉教授の片岡直樹先生のご講演です。「テレビ・ビデオ・スマホが子どもの心を破壊している」と題してお話をうかがいました。先生は自閉症児のことば遅れについて「子育ての環境」の問題を指摘され、ご自身の関わられた事例をユーチューブで公開して、日々各地から寄せられる相談に応えておられます。先生は、新しいタイプのことば遅れは、予防(治療)することができると言われ、テレビやメディアが乳幼児の脳にもたらす弊害を図で説明してくださいました。未来の子どもたちに夢を託す一方で、生まれた時は白紙のあかちゃんが模倣とスキンシップで育つことや、応答環境がないと自己認識不全が起こることへの警鐘を鳴らしておられるのです。絵本講師として、子どもたちの心が育つために大人が意識し、行動することの大切さを再認識するお話でした。

④大西徳子
④大西徳子

 グループワークの前に、大西徳子さん(芦屋6期)より「絵本講師の会」(はばたきの会)入会のご案内、続いて大長咲子副理事長(芦屋1期)より「絵本講師・養成講座」の学び方、最終リポートの書き方などについての説明がありました。グループワークでは参加人数により2~3グループ合同で行う班もありましたが、皆さん積極的に発言されて、最終リポートの書き方や、講座の対象について相談したり具体的な目標を挙げられたりして充実したグループワークのひとときとなりました。

⑤大長咲子
⑤大長咲子

次回はいよいよ最終編です。コロナの影響が縮小していることを願いつつ、気持ちよく晴れた冬の夕暮れを家路につきました。(ゆだて・ようこ)

大阪会場第5編講座風景
大阪会場第5編講座風景

 

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