新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#71 いのちの時間

#71 いのちの時間

 『いのちの時間』

いのちの大切さをわかちあうために

(ブライアン.メロニー/作、

藤井あけみ/訳、新教出版社)

 いのちには、始まりと終わりがあって、その間は、「生きている時間」が満ちています。

 繊細なタッチで描かれた絵と淡々とした語り口を通して、生と死の神秘、そして死も生と同様に美しい事を思い起こさせてくれます。
 

(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#70 さよならエルマおばあさん

70 さよならエルマおばあさん
 『さよならエルマおばあさん』

(大塚敦子/写真.文、小学舘)

 エルマおばあさんからの「最後の贈り物」は最期まで自分らしく生きる事で、沢山の愛を家族に残して逝った事でした。

 おばあさんと一緒に過ごした最後の一年間を愛猫のスターキティの目を通して、描いている写真絵本です。
(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#69 旅するベッド

 『旅するベッド』

(ジョン.バーニンガム/作、長田弘/訳、ほるぷ出版)

ジョージーの新しいベッドは、魔法の言葉を唱えると、何処へでも旅が出来る不思議なベッド。迷子の子どものトラを保護したり、海賊に追いかけられたり、魔女達と競争したり。夢みる力を羽ばたかせ、さあ、冒険の旅へと

出発‼️

(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#68 あかちゃんのゆりかご

 『あかちゃんのゆりかご』

(レベッカ.ボンド/作、さくまゆみこ/訳、偕成社)

窓の外には、きれいな夜空が広がり、

月の光に包まれて、手作りのベッドで

すやすや眠る赤ちゃん。家族の喜びと

愛情が、絵本のすみずみにまで詰まった、温かい画風がぴったりのレベッカ.ボンドさんの処女作です。

(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#65 その手がおぼえている

#65 その手がおぼえている

『その手がおぼえている』

(トニー.ジョンストン/文、

エイミー.ベイツ/絵、

落合恵子/訳、BL出版)

思い出は砂のようにこぼれ落ちても、あなたと共にいた時間、共に重ねた

記憶を、この手が憶えている。

親子の手が紡ぐかけがえのない物語。

トニーさんの文とエイミーさんの絵が見事にハーモニーして、優しく深く

心を包んでくれる絵本です。

(笹川直子/芦屋11期) 

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#62 うさぎのおうち

うさぎのおうち

 『うさぎのおうち』

(マーガレット.ワイズ.ブラウン/文

ガース.ウィリアムズ/絵、

松井るり子/訳、ほるぷ出版)

春の日差しの中、子うさぎのぼうやの

家探し。こまどり、かえる、グランドホッグの家を通り過ぎ、出会ったのは子うさぎの女の子。絵画のような美しいイラスト、歌うようなテキスト。

シンプルなストーリーが幼い子ども達を引き付けます。

(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#61 チェロの木

61 チェロの木
 『チェロの木』

(いせひでこ/作、偕成社)

13歳からチェロを弾き続けている伊勢さんが、創作のモチーフ「木と人」を結実させた絵本。《星がめぐるように音楽が時間をこえてみんなをつなげていた》絵画のような美しい画面から

チェロの温かい音色が聴こえて来るようです。

(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#60 ふゆねこさん

60 ふゆねこさん
 『ふゆねこさん』

(ハワード=ノッツ/作.絵、松岡享子/訳、偕成社)

夏の野原で生まれ、初めての冬を

ひとりぼっちで迎えた子猫。

子ども達は「ふゆねこさん」と声を

かけ、食べ物を与え、猫と子ども達

の距離は少しずつ縮まっていく。

子猫と子ども達の心の交流を描いた

心温まる絵本です。 

(笹川直子/芦屋11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#59わすれられないおくりもの

わすれられないおくりもの
 『わすれられないおくりもの』
(スーザン.バーレイ/さく.え、小川仁央/やく、評論社)

 誰からも慕われていたアナグマが死んでしまって、仲間達は悲しみに暮れました。

でもみんなは、アナグマと共に過ごした宝物のような各々の思い出を分かち合う事で、悲しみを癒され、乗り越えて行きました。 
(笹川直子/11期)    

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#58たくさんのドア

たくさんのドア
 『たくさんのドア』
(アリスン.マギー/文、ユ.テウン/絵、なかがわちひろ/訳、主婦の友社)

不安、困難な時こそ、未知なる世界へ飛び込もう❗

それはあなたにとって自由への扉を開く時。
その向こうには、たくさんの驚く事、面白い事、喜びが待っている。
未来への期待感と勇気がふつふつと湧いてくる絵本です
(笹川直子/芦屋11期)