新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#40 ぞうのババール


『ぞうのババール』こどものころのおはなし


(ジャン.ド.ブリュノフ/さく、やがわすみこ/やく、評論社)

子象ババールの母さんは、鉄砲に撃たれて死んでしまい、ババールは必死で
逃げて街にたどり着きます。緑の背広を着込んだババールはなかなか素敵です。
やがて森に帰り王様になるという奇想天外な物語。
お洒落な色調と丁寧な描写に引き込まれ、たっぷりと楽しめます。

(笹川直子/芦屋11期)