新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#63 かぜはどこへいくの

#63かぜはどこへいくの
 『かぜはどこへいくの』

(シャーロット=ゾロトウ/作、

ハワード=ノッツ/絵、松岡享子/訳)

偕成社

不思議なことだらけの好奇心旺盛な

男の子が、母親に次々質問するたびに

母親は神秘的な自然の営みを詩的に

優しく答えます。ノッツさんの繊細な

鉛筆画は、母と子の心地好いダイヤローグの雰囲気を伝えるのにぴったりです。

(笹川直子/芦屋11期)