新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#04 おとうさんの ちず


『おとうさんの ちず』
(ユリ・シュルヴィッツ/作、さくま ゆみこ/訳、あすなろ書房)
 あたり前のようにあった暮らしがなくなっていく戦争下で、おとうさんがパンよりちずを選んで帰ってきます。
ちずを眺めて想像する満足感で、ひもじさを忘れるまほうの時間をもらいます。おとうさんの深い愛のお話です。
(大西徳子 / 芦屋6期)