新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#56『1000の風1000のチェロ』

1000の風1000のチェロ

『1000の風1000のチェロ』(いせひでこ/作、偕成社)

愛犬を亡くし、お父さんにチェロを買ってもらった少年は、チェロの教室で、
神戸から引っ越してきた少女に出会います。
そして二人で「震災復興支援コンサート」に参加し、
各々の想いや悲しみをチェロの音色にのせて演奏します。

(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#55 うまやのクリスマス

うまやのクリスマス
『うまやのクリスマス』(マーガレット.ワイズ.ブラウン/作バーバラ.クーニー/絵、松井るり子/訳、童話館)

昔々、馬屋の乾草の中で幼子が眠る、世界で初めてのクリスマスのお話。
ブラウンさんの詩に添えられた、クーニーさんが描く聖家族を見守る牛や羊や馬達の眼差しが、
なんと優しく温かいことか。
クリスマスの聖なる夜明けの情景が伝わってくる美しい絵本です。
 
(笹川直子/芦屋11期) 

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#54 ちいさなもみのき

#54 ちいさなもみのき
『ちいさなもみのき』
(マーガレット.ワイズ.ブラウン/作、バーバラ.クーニー/絵、上條由美子/訳、福音館書店)
 足の悪い男の子は、毎年お父さんが運んできてくれる小さなもみの木に、慰められ励まされて来ました。
ある年のクリスマス、男の子は元気に歩いて、
大きくなったもみの木の所へやって来て皆とキャロルを高らかに讚美しました。
Merry Christmas‼️  

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#53 クリスマスのちいさなおくりもの

#53 クリスマスのちいさなおくりもの
『クリスマスのちいさなおくりもの』
(アリソン.アトリー/作、上條由美子/訳、山内ふじ江/絵、福音館書店)
 クリスマス.イヴなのにママが入院中で何の準備も出来てません。
そこでねことねずみ達が、靴下をつるし、パイやケーキを焼き、部屋の飾り付けをしていると……山内さんの柔らかな美しい絵からクリスマスの悦びが溢れています。
(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#52 くろうまブランキー

#52 くろうまブランキー
『くろうまブランキー』
(伊藤三郎/再話、堀内誠一/画、
福音館書店)
意地悪な主人にこき使われ、道に倒れてしまったブランキーの所へ、眺めていた星空からサンタクロースが降りてきて、ブランキーを優しく労います。
サンタクロースのソリを引っ張るブランキーは気高く輝いて幸せそうです。
(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#50 トムテ

#50 トムテ

『トムテ』(ヴィクトール=リードベリ/詩、ハラルド=ウィーべリ/絵、山内清子/訳、偕成社)
北欧の伝説の小人トムテは、秘かに何百年も住み続け、その家の人々の幸せを見守り続けています。リードベリの詩に添えたウィーベリの絵が絵画のように美しく、読む者を温かく包み込みながら、人の命の不思議さを伝えてくれる味わい深い絵本です。
(笹川直子/芦屋11期) 

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#49 ちいさな曲芸師バーナビー

#49 『ちいさな曲芸師バーナビー』

 

『ちいさな曲芸師バーナビー』フランスに伝わるお話
(バーバラ.クーニー/再話.絵、末盛千枝子/訳、末盛ブックス)


旅から旅へと曲芸をして歩くバーナビーには父も母もなく、天涯孤独の身の上でした。
やがて修道院で暮らすようになりましたが、彼に出来ることは曲芸だけ、
それは聖母子に捧げる祈りそのものでした。クーニーさんからのクリスマスプレゼントです。

(笹川直子/芦屋11期) 

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#48 おもいでのクリスマスツリー

#48『おもいでのクリスマスツリー』

 

『おもいでのクリスマスツリー』
(グロリア.ヒューストン/文、バーバラ.クーニー/絵、吉田新一/訳、ほるぷ出版)

パパが兵士となって戦地へ行き、まだ
帰って来ない中、ママとルーシーは村のクリスマスツリーを誇り高き責任感で教会へ届けました。
そして、クリスマス.イヴの日、ルーシーにとって至福の瞬間が訪れます。
 
(笹川直子/芦屋11期) 

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#47 子うさぎましろのお話

#47 子うさぎましろのお話

『子うさぎましろのお話』
(佐々木たづ/文、三好碩也/絵、ポプラ社)

白うさぎのましろは、2個目のプレゼントほしさにサンタさんに嘘をつきます。サンタさんはそれを責めずに、

ましろが真実を話すまで温かく見守ります。プレゼントがなるもみの木は、神様から、世界中の子ども達への贈り物。お手伝いにかけつけるましろが輝いています。

(笹川直子/芦屋11期)

新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#46 森のサンタクロース

#46 森のサンタクロース
『c』
(エレオノーレ.シュミット/作画、中村妙子/訳、新教出版社)
毎年森の動物達は、サンタさんのプレゼントを待っています。でもヤマネのグリスは、いつも冬眠中でサンタさんに会えません。ところが今年はやっと会えて《私は毎年きみを待っていたんだよ》の言葉に大感激。ほっこり癒される絵本です。
(笹川直子/芦屋11期)