新連載「わたしの心のなかにある絵本たち」#27 ぼくのぱん わたしのぱん


『ぼくのぱん わたしのぱん』(神沢利子/文、林明子/絵、福音館書店)

 白い粉がついたこの本を何度も読んでもらった気がします。
母と色々な形を作るのが楽しくて。
ページを開くと「おかえり」と言ってくれる母と、
パンのいい香りが浮かびます。
私にとって、母に会える大切な一冊です。

(下山寿美子/東京16期)