「読み聞かせ」との出会いは、長女（現在、中３）の入園がきっかけでした。その幼稚園では、当時から絵本の読み聞かせが大切にされていたのです。当時はそれほど意識していませんでしたが、末の千穂の入園を機会に、改めて、絵本に親子で楽しむことの大切さを痛感しています。長女、長男（現在、小６）の幼かったころ、それなりに読んでいたつもりですが、もっと読んであげていれば……という後悔の気持ちもあって、千穂には、これから先、時間の許す限り読んであげたいと思っています。とは言っても、寝る前なので、子どもよりも私のほうが先に眠くなり、自分でも何を言っているのかわからないときもあって、「お母さん、本と違うよ」と言われたりしています。
前号で、刀川様が「読み聞かせは親子の癒しの時間」と書いておられましたが、本当に同感です。イライラした声で絵本を読むことはできません。たとえその前までそういう気持ちであっても、絵本を開くと、不思議と「さっきはごめんね。仲直りしようね」という気持ちになります。
上の子２人も、気がつくと、読み聞かせを卒業していました。千穂もいずれは、その時が来ます。親子で同じ絵本を見て、読んで、交わされる会話を大切にしたいと思います。ほるぷフォーラムとの出会い、千穂の存在は、上２人の子どものころには気づかなかった大切なことを教えてくれました。
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