伊座利ツアー報告

2015年夏(第7回)

< 伊座利ツアー報告 >

川遊び

四方を山に囲まれ、
田んぼが広がり川のせせらぎが聞こえます。

 伊座利交流旅行、私は小学4年の息子と参加するため夜行バスで関西入り。当日(8月1日)朝、芦屋駅前にて参加者の皆さんと合流しました。残念ながら今回はご一緒できなかった森理事長に「行ってきます!」と手を振り、予定通り午前9時にバスは出発しました。

 バスの運転手さんは倉橋和也さん。バスは途中神戸ポートタワーを車窓に見ながら進みます。車内では自己紹介が始まりました。来門くんの「3才です」という可愛らしい声や、光生くんの「夏休みの思い出になるようにしっかりと遊びたい」、真秋さんの「こき使ってください」、という力強い言葉もあり一気に穏やかな雰囲気となりました。

 明石海峡大橋が見えてきたところで、眞智くんから明石海峡大橋レポートが発表されました。『明石海峡大橋のリポート明石海峡大橋の別名パールブリッジが認知されていないことを皆と確認。
 その後すぐに淡路サービスエリアに到着。ここで少し休憩を取り再び出発。鳴門海峡大橋を通過するときには海流のぶつかりが確認でき、小さいながらも迫力のある渦も見ることができました。
 鳴門海峡大橋レポートは雄宙くん、長さや高さなどしっかりと皆に伝えてくれました。車内ではお昼ご飯を食べたり、差し入れのおやつを食べたりしました。

 そうしているうちに阿南市道の駅那賀川に到着。ここで梅田俊作先生がお迎えくださって先生の先導で日和佐の先生のアトリエに向かいました。うちの息子は先生の車に同乗させていただき、「竹で炊いた、たけのこご飯」の話や、竹の火力発電の話などをしたそうです。息子の話に興味をもって温かく聞いてくださった様子が、息子の報告から感じられました。

 日和佐の先生のアトリエに到着。四方を山に囲まれ、田んぼが広がり川のせせらぎが聞こえま川遊びす。アトリエから歩いて川に向かいました。

美女ご一行さま 足をつけると川ならではの、ひんやりとした水。高い場所からダイブしたり、浮き輪で浮いたり、網で魚を捕まえたり、水切りして夢中で遊んでいました。

 息子はお兄さんたちと梅田先生と一緒にウナギがいるかも?と見に行ったそうです。ウナギはいませんでしたが、エビやカニ、魚を捕まえました。

カエルのつかみ方 イモリと友だち?

 先生は他にもアカハラヤモリやカジカガエルを捕まえて見せ日和佐川での収穫てくれました。バケツの中にいるヤモリやカエル、タガメ、カエルの卵、名前の分からない水生昆虫などに興味津々の子どもたち。中でも来門くんのカエルのつかみ方は何と逞しいこと!

  息子はジェリーと一緒に大きな石でお風呂を作ったことが楽しかったそうです。 川遊びを満喫し、梅田先生のアトリエをあとにし、バスでいよいよ伊座利のキャンプ場へ向かいます。その道は細く、枝をかき分けアトラクションのよう。運転手の倉橋さんには賞賛の拍手がおくられました。

 キャンプ場についてからは、皆で清掃、バーベキューの準備、火起こし。参加常連の皆さんのキビキビした働きに感謝し、できる事を探しているうちに準備完了。

  乾杯の音頭と花火でバーベキューが始まりました。大きなアワビも登場する豪華な夕食。星野さんとジェリーによる焼きおにぎりも大好評。美味しいお肉や野菜をいただきながら、お喋りに花が咲きます。

 子どもたちは花火をはじめ、その無秩序な様子にハラハラしながらもビールを飲みながら楽しそうな姿を見ているのは幸せなひと時でした。

 私自身は榑林さんと絵本講座のことを色々とお話できたこと。真秋さん、真澄さん、ジェリー、光朗さんたちとなかなか焼けない、にんにくを真ん中に夏の夜をお喋りしながら過ごせたことが良い時間となりました。

  後片付けのあとは、お風呂にはいり、就寝となりました。

 

朝食 2日目(8月2日)の朝は、起床6時。私は少し早く目覚めましたがその時にはもう大長さん、舛谷さんはじめ何人ものかたが朝ごはんの準備を始めてくださっていました。

 美味しいおにぎりの朝ごはんを食べ、出発準備をし、大急ぎで漁港に向け出発。

 

 

 この日は、漁船でのクルージングで幕開け。 海上の絶景をたのしみ……、船長の清のおっちクルージングゃんによるアトラクション並の操縦に絶叫! 遊園地の絶叫マシンよりもこわい! キャーキャー言いながらのクルージングとなりました。子どもたちには良い思い出となったようです。

 クルージングのあとは、海で楽しみました。ダイブを繰り返したり、浮き輪でぷかぷかしたり、カヌーに乗ったり、そばを流れる川で遊んだり、元気よく遊ぶ子どもたち。釣りを楽しむお父さんもいました。伊座利の海を十分に楽しみました。

 海から上がり昼食。海を眺めながらカレーを食べ、その後スイカ割り。割れたスイカを皆で美味しくいただきました。 スイカ割りの片付けを済まし、あっという間に伊座利とお別れの時間となりました。

梅田先生の作品 梅田先生にサインしていただいたり、絵を描いていただいたりしました。お顔にひげを描いてもらった男の子もいました。お膝に絵を描いてもらった子もいました。(うちの息子も神奈川にお髭の少年帰るまで髭面でした)。

 伊座利での最後の時間、素敵な時間を過ごすことができました。 バスに乗り込んだのち梅田先生から本の紹介がありました。『タイヨウ』、『漁火 海の学校』、また、お孫さんへの遺言というテーマで『おじいちゃんのひみつきち』という作品を制作中であるお話も聞かせていただきました。 お世話になった梅田先生とお別れをし、バスは出発しました。

 帰りのバスでは、梅田先生のサインの入った本を頂けるじゃんけん大会。(私、『タイヨウ』を頂戴しました。ありがとうございました)。そして、この旅での感想を一人一人発表して、思い出を共有し、旅の余韻を味わいました。

 芦屋駅に到着した時には、森先生、藤井先生もお迎えくださいました。

 この旅全般、大長さん、舛谷さんはじめ、何度も参加されている方々にほとんどの段取りをしていただき、初めての参加の私たち親子はただただ楽しませていただきました。本当にありがとうございました。

 ジェリーにずっと遊んでもらった息子は、とても楽しそうでした。梅田先生もとても優しく息子に接してくださいました。スイカ割りの棒を先生と一緒に探し、洗って準備したことも良い思い出になったようです。 息子はもう次も参加すると宣言しております。私もこの手作りの旅、またぜひ参加したいと思います。(うちだ・さなえ)

報告者・内田 早苗(東京7期)報告者・内田早苗


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