<『おかあさんもようちえん』出版祝賀会報告>
梅田俊作・佳子先生をお迎えして


 「もう 3 冊まで完成してある」…梅田先生
立食パーティ・梅田先生の原画入札・サイン会
大盛況の 3 時間でした。

 午前中の交流会に引き続いて、午後1時半より「梅田俊作・佳子先生 『おかあさんもようちえん』出版祝賀会」が行われました。

 加藤美帆さん ( 芦屋3期 ) の司会のもと、会は進められてゆきます。「まずはこの『おかあさんもようちえん』をベストセラーに。そしてシリーズ4部作が出版されたのちにはロングセラーにしましょう。」という森ゆり子理事長のあいさつにはじまり、武田美保さん ( 芦屋4期 ) による花束贈呈、そして小笠原みちよさん ( 東京3期 ) が音頭をとってみんなで「乾杯!」、会食へとうつりました。

 この会は立食パーティー形式で行われました。スタッフ ( 幹事 ) が早朝より準備・盛りつけした料理あり、吉本千代子さん ( 芦屋3期 ) がこの日のために作ったフルーツパウンドケーキや、小笠原みちよさんが用意されたみそせんべいあり、とちょっぴり遅い昼食をみんなでおいしくいただきました。

 梅田俊作・佳子両先生とお話することはもちろん、会員同士の交流も活発に行われました。

 舛谷裕子さん ( はばたきの会副会長、芦屋3期 ) による、「私たちが本当に伝えたいことがつまった絵本」という祝辞のあと、池田加津子さん ( 芦屋2期 ) による読み聞かせが行われました ( 絵本のめくり手は松本也寿子さん ( 芦屋1期 )) 。美しく、ゆったりとしたやさしい池田さんの声に、「読み手によってまた新たな世界が広がる」 ( 梅田俊作先生談 ) ということを実感しただけでなく、読んでもらうことの心地よさも久々に体験することができました。

 内藤直子さん ( 芦屋4期 ) によるお祝いメッセージの紹介、また、サイン会も行われ、大盛況でした。

 そしていよいよイベント、梅田俊作先生の『おかあさんもようちえん』の原画入札が行われました。午前中に希望者が名前を記入した用紙を箱の中から俊作先生がそれぞれ引く、という形で行われました。
1回ごとに大歓声がわきおこります。そしてなんと最後はじゃんけんとなり、大変盛り上がりました。

 引き続きのサイン会 ( 長蛇の列で、入札前には終了しなかったのです。 ) そして歓談ののち、井下陽子さん ( はばたきの会副会長、芦屋1期 ) による記念品贈呈が行われ、最後に梅田俊作先生によるあいさつがありました。

 「半分できあがった状態でこちらにやってきました。」との言葉からはじまり、作品への熱い思いを語ってくださいました。モデルとなった園とは10年以上かかわってきても、絵本にしようなんて夢にも思わなかったものが、泥の中から顔だけだしてうっとりした顔をしている女の子を見てから、はじめて絵本にすることを考えた…などの絵本誕生秘話も飛び出します。

 先生の子ども達へのまなざしは、あくまでも優しく、そして何よりも子ども達のすべてを、いいところも悪いところも可能性もなにもかもを、信じ見守るという、あたたかく包み込むような姿勢が伝わってきました。

 また、今回は絵本のタイトルに「おかあさんも」とあるように、実際に子ども達とかかわっているおかあさん・おとうさんもあたたかい目でみつめてくださいます。

まさに私達絵本講師の伝えたいことが凝縮された絵本であるということが、先生のお話を直接伺うことによってさらにさらに強く感じられました。

そしてなんとなんと、両先生は次回作『おとうさんもようちえん』の読み語りも行ってくださいました!

まだ本にはなっていないものですので、絵は紙芝居のような状態でしたが、まだ絵本にもなっていないものを作者から直接読み語っていただけるなんて…とみんなうっとり絵本 ( ? ) の世界に入り込みました。

4部作のうち3作までは、ほぼできあがっているとのことだそうです。

また先生は、伝えたいことをしっかり持っている絵本講師なのだから、みなさんが何かかいたら、というようなこともおっしゃっていました。

最後に、はばたきの会副会長の大長咲子さん ( 芦屋1期 ) によるあいさつ、「みんなでこの作品をおかあさん、おとうさん、おじいちゃん、おばあちゃんにも伝えていきましょう」というあいさつがあり、祝賀会は終了し桜霞がまだ残る芦屋をあとにしました。

報告・安東 実香(あんどう・みか) 芦屋 3 期生



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