今年のお盆、久しぶりに茨木の親戚の家へ行くと、3歳になる息子のために「なんかいないかちょっと見てくっぺ」と、伯父がぷらっと出かけて、一対のカブト虫を捕ってきてくれました。昼間、しかもこんなにすぐにカブト虫が取れるなんて!興味をもった私たち親子も早速山へ行ってみると、そこには、木の樹液に集まるカブト虫がいました。生まれて初めて見る野生のカブト虫でした。
結局、オス1匹メス3匹のカブト虫を飼うことになったのですが、カブト虫を掴んで喜んでいる息子とは対照的に、虫が苦手な私は・・・。
でも、餌として入れたゼリーを貪るように食べる姿、必死に逃げ回るメスの上にオスがのって音をたてながら交尾をする姿、やがて土の中に白くて小さな卵をみつけたりすると、少しずつ、愛着がわいてきました。
夏も終盤を迎え、今ではメスが一匹だけになってしまいましたが、目の前の小さな命を絶やさないために、『科学のアルバムカブトムシ』を購入。飼育方法を工夫すると、やがてその卵は幼虫になりました。
やはり触る気にはなれませんが、あの白くうねうねと動く幼虫でさえも、不思議とかわいく思え、今は家族みんなでその成長を見守っています。
飼育方法なんてネットで検索して済ませてしまうこともできる時代ですが、子どもがいるからこそ、本とのこういう関わり方もあるんだなと、つくづく感じました。
来年の夏、このこたちがどんな姿を見せてくれるのか楽しみです。 |