仕事の関連で主催させていただいた絵本講座が思いがけなく私と子どもたちと絵本の距離を近づけてくれました。子どもが小さい頃に絵本講座に出会えたことをとても感謝しています。
講座を受講するまでは絵本の読み聞かせというと教育的な面ばかりが先行し、読んであげなくちゃいけないという義務感のようなものを感じつつ、他のおもちゃで遊ぶのと同じように絵本を読むこともあれば、外遊びをしたりと、無理に読まなくても興味を持つようになれば自分から持ってくるだろうと思っていました。
そんな私が絵本講座で絵本は子どもが自分で読むために作られているのではなく“だれかが読んで聞かせてあげることを第一義に作られている”ということ、そして“一緒に楽しめばいい”ということを知り、子どもたちとの絵本の時間がとても楽しいものに変身したのです。
私の気持ちがすっかり変わると、あれも、これも一緒に読みたいと思うようになり、寝る前が我家の絵本タイムになりました。そうするとあっという間に子どもたちから今日はこれを読む、今日はこれと絵本を持ってくるようになりました。
二男が 2歳をすぎた頃に大好きな本をすっかり覚えてページをめくりながら絵本を読んでいる姿に驚き、3歳になるころには「おひさま あはは」の男の子がしょんぼりしている場面を見て「お母さんがどっか行ったからさみしいんやで」と男の子の気持ちを想像することができるようになっていることに成長を感じとても嬉しくなりました。
長男も小学校で図書の時間があった日は帰ってくると 1番に「今日はこの本借りてきた!一緒に読もな」「今日はめっちゃおもしろそうな絵本見つけた!」と楽しそうに報告してくれ、寝る前の絵本タイムが待ち遠しくなります。
子どもたちとのおだやかな楽しい時間をこれからも一緒に楽しみたいと思います。 |