絵本のちから 過本の可能性

「絵本フォーラム」123号

2019.03.10

第15期『絵本講師・養成講座』を受講して


絵本はいつでも最大の味方

丹下 茉光子(芦屋15期生)

丹下・まみこ 「絵本講師・養成講座」に通う以前の私は、常に不安でいっぱいでした。自分には何もない気がして、いつも人と比べては落ち込んでばかり。そんな自分を変えたいと思っていた時に、何気なく立ち寄った絵本専門店で、一冊の絵本に出逢いました。綺麗な絵柄に心惹かれて読んでいくうちに、どんどん物語の世界に引き込まれていきました。絵本の言葉が私の心にピタリと重なるように響いてきて、読み終わった後に熱い想いが湧き上がってきました。「絵本ってすごい。こんなにも心に響くんだ。もっと絵本のことを知りたい」と強く思い、「絵本講師・養成講座」に通うことを決めました。

 講座では、スクーリングとリポートという二つの面から、学びを深めていきます。スクーリングでは、講演会と班のグループワークがあります。様々な考え方に触れ、情報交換をしていく中で、私の絵本の世界がぐんと広がっていきました。リポートでは、一つ一つの課題にじっくりと向き合います。少しずつ想いを綴っていく作業は、まるで自分との対話をしているようでした。絵本の世界を広げる、自分の想いを深める、この二つのアプローチはとても大切だと感じました。これからも学び続けていきたいです。

 講座を受けていく中で、何度も自分の心が揺れ動くのを感じました。そのほとんどは不安や自信の無さからくるもので、落ち込むことも多々ありました。その度に力をくれたのは、絵本でした。優しく包み込むように寄り添ってくれる、時には力強く背中を押してくれる、心強いパートナーのようです。

 私が絵本から沢山力をもらっているから、これからは私と同じように悩んだり立ち止まったりしている方に、絵本の力を届けていきたいです。まだまだ模索中だけれど、絵本という頼もしい存在と一緒に、新たな一歩を踏み出してみようと思います。
(たんげ・まみこ)


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