「絵本フォーラム」第26号(2003.1.10) |
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『ひとりぼっちのタツノオトシゴ』 (サクストン・フライマン+ユースト・エルファーズ作、ちばしげき訳/小峰書店) 「わたしは、ひとりぼっち」と泣いているタツノオトシゴを、2ひきのカニと3びきのハリセンボンと4ひきのロブスターと5ひきのウミガメなどの海の生き物が勇気づけます。この絵本のおもしろさは、海の生き物がすべて野菜でできていること。特に、バナナのイルカとショウガのロブスターは目のごちそうです。 |
『ザガズー じんせいってびっくりつづき』 (クエンティン・ブレイク作、 谷川俊太郎訳/好学社) |
『かえるの平家ものがたり』 (日野十成 文、齋藤隆夫 絵 /福音館書店) 源氏沼のほとりの千年杉の下に住むがまじいさんが語るのは、かえると平家猫の戦いの物語。平家猫に退却を迫られた一万匹のかえるたちの中から、うしわかまるが飛び出し、はすの葉の上に座って平家猫をからかう。大きな画面に、鎌倉時代の衣装を着けたかえるの群集と大きな猫の日本画風の絵が展開されて迫力満点。 |