第13期「絵本講師・養成講座」第6編、閉講式が、鶯の初声も聞こえ始めた2月25日(土)、CIVI研修センター新大阪東にて開催されました。
閉講式は修了証書授与から始まります。第1グループから順に前に出て並び、グループ代表が修了証書を森ゆり子理事長より授与され、グループ全員で回れ右。1年間の学びを終えた皆さんの表情は晴れ晴れしく輝いています。
全員の授与を終えた森理事長からお祝いの言葉として、絵本で子育てすることは自分自身にも大きな喜びが生まれる、それを身近な方に伝えることが絵本講師の活動であるとお話しされました。また、豊かな言葉は豊かな心を育て、豊かな生き方に繋がっていくと思うとおっしゃり、皆さん大きくうなずいておられました。
藤井勇市顧問からの全体講評では、絵本講師の在り方として、相手に対して畏怖と敬意を持って行うこと、教える立場ではなく一緒に寄り添って考えていくことが大切であることをお話しくださり、本格的な絵本講師活動は今日からがスタート、同時に新たな学びの始まりであると、修了生の背中を温かく押してくださいました。
祝辞を芦屋5期生の安達光生さん、理事(「絵本講師の会」副会長)の池田加津子さん、元こぐま社の吉井康文様よりいただきました。安達さんからは、修了してからが学びの始まりで、絵本から、仲間から、講座を受講してくださる方からも学ぶことを。池田さんは、言葉の大切さをご自身の講座でのエピソードと実感を込めて語ってくださいました。
吉井様はここ数年続いている絵本作家の訃報を嘆かれながら、人の命には限りがあるが作品は残り続けること、でもそれも伝えていく人がいないと残らない。子ども達へ手渡す人が必要で、その役割を皆さんにお願いしたい。絵本でしかできないこと、絵本だからできることを伝えていって欲しいとおっしゃいました。
その後、絵本講師の会(はばたきの会)について、芦屋9期生の小田由美さんがわかりやすくご説明くださり、お昼の休憩に入りました。
午後は梅田俊作氏の記念講演、写真撮影と懇親茶話会です。
梅田先生はたくさんの作品たちを、その都度どのような思いで生み出されていかれたかを、ご家族や周囲の方とのエピソードを交えながらお話しくださいました。何事にも真摯に向き合い、人間を見つめる目は常に温かく、作品そのもののお方であると感じました。たくさんの笑いと心に染み入るお話が盛りだくさんで、あっという間の講演でした。
懇親茶話会で修了生同士更に親睦を深め、グループ代表の方々の挨拶に心を一つにし、笑顔あふれる充実した時間は、皆さんの今後の活動の原動力になったことは間違いないでしょう。修了生の皆さん、共にはばたいて行きましょう!
(なかむら・りな)
(会場風景)
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