寒いながらも気持ちよく晴れた1月19日、飯田橋レインボービルにて「絵本講師養成講座」第5編が開催されました。
今回は理事長である森ゆり子氏の絵本講座実演が聴ける日です。
「今まで教わってきたことの総集編が聴けるのでは。」
受講生の皆さんのワクワク(ドキドキ?)感あふれる中、早速氏の講演が始まりました。
『ちびごりらのちびちび』の読み聞かせから始まります。受講生達の「一言一句聞き逃すまい」という熱心な視線も、氏のやわらかい読み聞かせに次第にやわらいでいきました。 自尊感情・自己肯定感の大切さ、子どもに愛を伝えるということ、読み方について、耳を育てるということ…数冊の絵本の読み聞かせを交えながらよどみなく続くお話に、聴いている私達はみるみる引き込まれていきます。
やわらかい語り口ながら、絵本で子育てすることの大切さが、ひしひしと私達の心に伝わってくるものでした。
第4編まで受講され、それまでに得た知識を「さぁどう伝えていこうか」と思っていた方も多いのではないのでしょうか。
そんな方々へしっかりと道筋を指し示してくれる、そんな絵本講座だったと思います。1時間半という時間が、あっという間に感じられました。
お昼休みをはさみ、午後はグループワークです。いつものグループとは違ったランダムな4つのグループ分けに、ちょっととまどいもあったようですが、それもつかの間、すぐに話題は盛り上がっていきました。
最終レポートのこと、対象のこと、午前中の実演のこと、絵本や引用する本のことなどなど、聴講生やスタッフも交えて交わされる話題は尽きません。
私も話題に参加させてもらいながら、自分の受講当時のことが思い出され、同じ志を持つ仲間が一層増えていることを実感し、受講生の方々から喜びと更なるやる気をもらいました。
その後、藤井代表から現代の家庭事情や、絵本の子育てにおける必要性が格段に上がってきているという背筋の伸びるお話、そして絵本講師としての心構えを指南されました。
特に「緊張してもいい。あがってもいい。言うことを忘れてしまってもいい。それでも我々には伝えたいことがあるのだ。」という言葉には、受講生、聴講生、スタッフの別なく、絵本講師としての使命感を一層強くしたことと思います。
その後も時間ギリギリまでグループワークは続き、皆さんの熱心さに感心しながら、第5編はお開きとなりました。
さぁ、次回は第4期生最後の講座です。最終レポートを終え、晴れ晴れとした表情の皆さんにお会いするのを楽しみにしています! |