子どものころから本が好きでしたが、子どもが生まれてからは特に絵本の魅力を感じるようになりました。
3人目を出産したときも、大好きな絵本を読んでもらうと落ち着いて、手を焼かせることなく寝てくれたようです。
その弟もお座りができるようになったこのごろでは、兄と姉がかわるがわる絵本を読んでやったり、生活の中で絵本と似た場面があると、同じせりふを言ってあやしてくれたりしています。
でも、まだ下の子に手がかかるので、上の2人をあまり構ってやることができず、つい怒ることが多かった日などには、「読んで」と持ってくる本で子どもたちの気持ちがわかり、私自身、反省させられることも多いです。
そんな日は、母子ともに口で言えない気持ちを絵本に代弁してもらって、消化されていく感じです。「こんな気持ちだったの。ごめんね」と、私も素直に謝ることができたり、ぎゅっと抱きしめてやるきっかけになったり、わが家のなくてはならない情緒安定剤のようなものです。
直接にはなかなか照れくさかったり、きまりが悪くて言いにくいことも、絵本のおかげで伝えることができるので、本当に感謝しています。
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