私には、6歳の娘・3歳の息子・1歳の娘がいます。歳の近い子どもたちとのバタバタな毎日を過ごしている中、子どもたちの「絵本読んで!」の声には、どれだけ忙しくても、必ず手を止めて絵本を読んでいます。その時間だけは、忙しい毎日から少し離れ、ゆっくりとした時間が流れるのです。
ママである私が絵本を選ぶ時は、その時の自分の気持ちが表れていたりするので、「お片付け」や「お手伝い」の本を読む事が多いかもしれません。子どもも色んな事を思うのか、注意する時よりも効果大なのです。どの様に話すと子どもたちに伝わるのか、迷った時にはいつも絵本に頼っています。
子どもたちは、お気に入りの絵本を繰り返しリクエストしてきます。長女の最近のお気に入りは、『どんぐりむらのぼうしやさん』(なかやみわ/作・絵、学研)です。なかなか売れないどんぐりの帽子を、ちょっとしたアイデアで帽子が大変身して、みるみるうちに売れていく。この絵本の影響で、日常品で色んな物を作ったり工夫をしたりと、自分なりに考える様になりました。3歳の長男のお気に入りの絵本は、『ぎゅっ』(ジェズ・オールバラ/作・絵、徳間書店)です。ママやパパにギュッとしてもらえる事がとても嬉しい息子。1歳の娘は、何を読んでも終始ニコニコ。
子どもたちの好みの絵本はそれぞれですが、子どもたちと過ごす時間には絵本がかかせません。これからも育児の中心には絵本があり、笑顔の絶えない毎日を過ごしていきたいと思います。
(みやもと・かおり)
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